価値向上を学ぶ

広報活動を強化する

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1. 企業価値を向上させる社会課題への取組み

社会課題へ取り組むと企業価値が向上します。何故でしょう?
それは、企業はステークホルダーに対して価値を提供するもので、
社会課題へ取り組むことは、市場や雇用、すべてに関わることだからです。

<図 企業、社会課題、ステークホルダー3つの関係>

企業価値の向上は以下の3つのポイントで考えます。
1.独自性
2.収益性
3.社会性
ポイントその1 独自性

他社の商品やサービスとは違うアピールポイントがあること。
競合と似た事業であっても、全く同じでは意味がありません。
自社独自の視点や方法論を持たせた独自性がなければ競合に勝てません。

ポイントその2 収益性

収益が出る事業であること。
ステークホルダーに利益をもたらさないとそれは単なるボランティアです。
儲かる事業であることが大切です。

ポイントその3 社会性

社会課題を解決に導く事業であること。
社会課題の解決は人が生きやすい社会づくりになるため、
社会全体がオンリーワンの企業価値を押し上げてくれます。

社会課題の解決は企業価値を向上させることができます。社会性と独自性を持った事業は、周囲の支援も得られやすくなるのです。
2. 社会課題への取組みは、儲からない?

独自性、収益性、社会性3つのポイントのうち、
収益性に疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。
社会課題が重要なことはわかるけど、儲かるの?という疑問です。

社会課題への取り組みはボランティアのイメージもありますが、実際はそうではありません。

社会課題とは近い未来の大きなニーズである

例えば現在、高齢化で労働人口が減少しつつあります。そのために業務効率が下がっている場合、業務効率化に取り組む・健康増進事業に取り組んで現役年齢を伸ばすなど、労働人口の減少で突き当たっている問題解決は実際に儲かる事業として成り立っています。

賛同や支援を得られやすくなる

さらに、社会の課題解決を企業が担うことで社員は自社に誇りを持てます。顧客満足度も上がり、顧客以外にもメディアが好感を持って取り上げるようになり、自治体や金融機関の賛同、支援も得られやすくなります。社会の課題解決をはかることで、企業が儲かる仕組みを作れるのです。
3. 自社が取り組む社会課題をどう見つけるか?

社会課題は身の回りにたくさんありそうでいて、
どう探していいかわからないと思うかもしれません.
しかし、実際には社会課題は数多く発信されています

インターネットで検索する

国や自治体の取り組みについて、インターネットで検索すると、例えば内閣府や総務省、文部科学省などがそれぞれ課題を発信しています。国だけでなく自治体も同様なので、社会が今どんな課題を抱えているのか確認することができます。

SDGs17のゴールから探す

社会の抱える課題に取り組むことで企業価値を向上させるには、
最初に社会課題の中から自社の課題になることをみつけます。
SDGsで示された17のゴールの中から探すのもわかりやすいやり方です。

こうした課題の中から、自社が提供できることを考えましょう。
4. このプログラムでどう学ぶか?

社会課題に取り組むと企業価値が向上します。
社会性のある課題に独自性を持って取り組むと支援を増やすこともできます。
なぜなら、今ある社会課題は社会の大きなニーズだからです。

パートナーシップは重要

社会課題は自社単独での解決ではなく、パートナーシップで解決できる場合が多く見られます。そのため、社会課題に対しては自社単独での取り組みだけを考えるのではなく、その取り組みがより社会課題の解決を担うことができる、ふさわしいパートナーを考えてみます。

その先は、ふさわしいパートナーへのアプローチを通じて自社の取り組みを明確にしていきましょう。

社会課題を学ぶという一連の流れをプログラムとして学ぶことで、経営を向上させます。
学べる出会いは現地集合。読むだけでは得られない出会いを、ぜひ現地集合で自身のものにしてください。